海外生活を送っていて気をつけていたのが健康、そして歯のお手入れです。
風邪や腹痛は回復できますが、虫歯や歯痛は治療しない限りどうしようもありません。
それで日本へ帰るたびに歯医者を予約してお手入れし、不安なところは無理をいって治してもらっていましたが、コロナの関係で日本へ帰るめどがたたなかった2020年12月に突然歯が痛み出しました。
痛み出したのは左上の銀歯だった
銀歯ということは、根管治療ずみ、つまり神経が抜かれた歯に金属製のクラウンがはめてある状況で痛むはずがないのですが、猛烈に痛む。
普段は結構我慢するのですが、今回ばかりは我慢できずに近くのクリニックを予約して見てもらうことにしました。
レントゲンによる診断は不思議なものだった
神経を抜いた後、穴に薬を詰めておくんだけど、どうやら奥までしっかり貫通しておらず薬も入っていない。だから歯の根っこの部分が何らかの影響で炎症を起こしていて痛むんだろうと歯医者さんはわかりやすく説明してくれました。
レントゲン費用は200元で、診察料は取られませんでした。
お医者さんからは次の2つの選択肢を提示されました。
- 消炎剤と痛み止めをのみ、炎症が治まり痛みがなくなるかをみる
- 薬を3日飲んでみて、ダメだったら次の治療を考える
当然、お薬で済むのであれば本当に助かるので、薬を詳報してもらい帰宅しました。薬代は20元でした。
3日間の服用期間は快適そのもの
ちょっと胃が痛くなりましたが、それ以外は快適そのもので歯も痛まず、これは良い感じで炎症治まってるのではと喜んでいたのですが・・・
もちろんそれで済むはずもなく、薬が終わると痛みは元通り
次の治療を考えることになりました。
薬でダメなら治療するしかない
治療の選択肢は2種類だった
ここでまたお医者さんから提示されたのは2種類の治療法でした。
- 根管治療をやり直す。
- 現状の歯をあきらめてインプラントにする。
そして不思議なことに根管治療をやり直して、クラウンをセラミックにした場合の費用とインプラントの費用はほとんど同じってことでした。
提示額は約10000元で16万円くらい。日本でインプラントする場合の半額以下です。
歯の痛みはどうにかしなければならない問題でしたが、この金額も正直痛い出費でした。
根管治療のやり直しは効果がないかも?
さらに医師からは通常1回目の根管治療で徹底的に処理するので、それができていないと言うことは何かしら理由があるかもしれない。だから再治療しても根治できないかもしれないと言われました。
そうだとしても、完全に抜歯してインプラントするよりも、既存の歯を使う方が負担が少ないので、そちらの方がおすすめできると言われました。
自分としてもインプラントはちょっと怖いし、再治療できる可能性にかけたほうがよいかもと思いお願いしようかと思ったのですが、その日はよく考えて連絡しますといって失礼しました。
セカンドオピニンで別の病院を訪ねることに
日本の歯医者さんと中国の歯医者さんの意見はまったく同じで、そこに不安はなかったのですが、やっても治らないかもしれないの一言が重く感じたので、もう少し大きめの病院に相談してみることにしました。
結果的に相談しても状況はそれほど変わらなかったのですが、そのことは次の記事でご紹介します。
それにしても歯は大事だね〜
治療した歯がこうやってトラブルを起こすとは考えてもいませんでした。
普段から気をつけておけば時間もお金も無駄にせずに済んだものをと思いましたが、後の祭りです。
治療と合わせてお口のお手入れに励もうと思います。