わたしはiPadは2ndから使っていますし、iPadを手に取らない日はないほどなのでかなりのヘビーユーザーです。そのわたしが2020年4月6日、朝9時時点で今買うべきiPadはiPad Mini(5th)だと確信していました。
しかし午後3時にApple公式サイトから注文していたのはiPad Pro11インチ(2020)でした。
価格差は約2万円、もうすこしわかりやすい言い方をすると、iPadPro11インチの本体価格で、iPad Miniに純正のカバーとAppleペンシルを買い、喫茶店でコーヒー飲んで軽く食事して帰ることができるほどの差額を気にせずProを選びました。
ではどうしてわずか6時間の間に心変わりして、iPad Pro11インチを購入したのかを説明します。
インプットとアウトプット環境を持ち出すのに無敵のアイテム「iPad Mini」と思っていた。

iPadをどんな風に使いますか?
わたしは動画を見たり、本を読んだりするのに使います。また文章作成にも使います。つまりiPadはインプットにもアウトプットにも使える便利な板です。
この環境を持ち出したいと思うときにiPad Miniは力を発揮します。
小さくて軽い、それなのにパワフル
なんだかAppleが考えた広告みたいになりましたが、iPad Miniの魅力は「小ささ」「軽さ」そして「力」です。
片手で持ち、寝ながら見ても苦にならない重さ、そしてiPhoneXSと同レベルの処理スピードですので、ほぼ死角がない構成です。
iPhoneのスクリーンでは見にくい資料も、iPad Miniの大きなスクリーンであれば問題なく確認できるでしょう。
絶妙な値段設定
さらに美しいディスプレイを備え、Appleペンシルも使える小さなiPadが256GBモデルの場合、62800円(税抜)で購入できます。
2020年4月現在、iPad Miniで処理にもたつくようなアプリはほぼないでしょうし、動画処理なども問題なく行えます。
世代が古いiPadPro(1st)より強力で、同レベルのディスプレイを備えたiPadをこの値段で購入でき、しかも場合によっては上着の内ポケットに入れて持ち運ぶことができるのはiPad Miniだけです。
iPad Miniを買いに行ったのに、買わなかった理由
iPad Miniは究極のインプットマシンであることに気がついた
実物を比較するまで、わたしはiPad Miniこそインプットにもアウトプットにも優れた無敵のモバイルマシーンだと思っていました。
しかしそれは勘違いでした。
美しいディスプレイに小さな筐体で、どんな時も、どんな姿勢でも動画鑑賞や読書を楽しめる素晴らしいタブレット、それがiPad Miniです。
しかしわたしはアウトプット環境も無敵のマシンがほしいと思っていました。3000文字とか5000文字を入力しても疲れない環境が必要なんです。(ちなみにこのブログはここまでで約1260文字です)
これはiPad Mini単体では実現できません。
iPad Miniを両手持ちして入力してみましたが「こんにちは、あかちゃん、わたしがパパよ」と打ち込んだ時点で気分が滅入りました。
今まで小さくて軽くて見やすくて最高!って思っていたのに、文字を入力しようとした瞬間に違和感を感じたのです。
さらに音声入力も試そうと思いましたが、おしゃれなAppleショップの店内でタブレットに向かって「わたしがパパよ」とつぶやくおっさんの姿を思い浮かべて試すのを止めました。
内容がどうであれ、1000文字以上の音声入力をするのにiPad Miniも不向きでしょう。もちろん他のタブレットでも同様です。
言いたいことはなにかというと、わたしが求めるアウトプット環境をiPad Mini単体では実現できないということです。
iPad Miniで数千文字の入力を行うにはキーボードが必要

つまりiPadであろうが、iPhoneであろうが、その他のタブレットであろうが、大量のテキストを生産しようと思うとキーボードが必要になります。
そしてわたしが会社でも自宅でも使っているのは「Apple マジックキーボード(JIS)モデル」です。

キーボードに合わせて指の動きを変えることができない不器用なわたしは日本語を大量に打ち込みたいと思った時点で、Appleマジックキーボードを持ち歩くしかないわけです。
するとiPad Miniのメリットが吹き飛んでいきます。
キーボードを持ち歩くので、カバンが必要、17Oグラムは誤差となる
Appleマジックキーボードの幅は27センチ、そして奥行きは約 11.5センチです。
対してiPad Miniは、約20センチ×13センチ
iPad Pro 11インチは、約25センチ×18センチとなります。
つまりマジックキーボードを持ち歩くのであれば、高さが25センチだろうが、20センチだろうが関係ないわけです。
マジックキーボードが入るカバンであればどちらのiPadを選んでもカバンにゆっくり収めることができます。
さらに重量ですが、
iPad Miniは約300グラム
iPad Pro11は約471グラムです。
その差は170グラムでして、缶コーヒーのショート缶1本程度の重量です。カバンにいれて持ち運ぶことを考えると気にするほどの重量差とは思えません。
どうしてiPad MiniとiPad Pro11インチで悩むのか?

そもそもどうしてiPad MiniにするかiPad Pro11インチモデルにするか悩むのでしょうか?
ネットで検索してみると、この2機種で悩むのはわたしだけではなかったようです。
恐らくiPad Mini(5th)の出来が良すぎたというのが答えになると思います。
iPad Air(3th)はデザインが古い割に高いので、Air3が買えるならPro11インチにするだろうし、iPad(7th)はお安いけどディスプレイが貧弱。それが気にならないなら良い感じです。
しかしiPad Miniは値段がProに対して約2万円もお安いのにディスプレイや処理能力では互角なので比較対象になるのだろうと思います。
そこで争点はなにかというと・・・
iPad Mini(5th)にするかPro(11インチ)にするかはコストの問題
結局はコストの問題です。
B5サイズ以上のノートを持ち歩く人にとって、MiniだろうがPro(11インチ)だろうが違いはありません。
また実際のところ、画面サイズは正義です。
大きければ大きいほど見やすいのは事実です。またMiniだろうがPro(11インチ)だろうが、長時間持っていれば疲れます。
まとめ:支払能力があるならiPad Pro11インチモデルを選ぼう
約9万円の支払に耐えられるならiPad Pro11インチモデルを選び、そうでないならiPad Mini(5th)を選ぶことをおすすめします。
わたしはというと、Miniを買うつもりでお店に行ったのですが、在庫がなかったのと、待たされている間にiPad Pro11インチを触りまくって2万円という差額以上の価値を見いだせたので今回はProを購入することにしました。
所有しているiPad Pro12.9インチ(1st)はどうするの?
このタブレットは今後予備機として使う予定です。またオンライン授業を行うときに液タブレット代わりにMacに接続して使います。
Zoomを使って授業しているのですが、ホワイトボード機能や、PDFに直接書き込みながら教えると学習者もわかりやすいようです。
iPad Air2は充電できなくなったのでAmazon プライムビデオ専用に
5年間、わたしのために尽くしてくれたiPad Air2は充電ができなくなりました。正確に言うと満充電までの時間が以上に長くなり、バッテリーは4時間ほどしかもたなくなってしまいました。それでケーブルにつないでAmazon プライムビデオを見たりYouTubeを垂れ流したりする専用機として余生を過ごしてもらいたいと思っています。
その他のiPad MiniとPro(11インチ)モデルの魅力
ここまで記事を書いてみて、気がついたのですがiPad MiniとPro(11インチ)モデルのその他の魅力について書き切れていないです。例えば完璧に近い電子手帳としての機能や、lightningまたはUSB-C端子の素晴らしさなどについてご説明できていません。ということでそれらについては別の機会にご紹介したいと思います。
それにしても電子機器お金がかかりますね。でも楽しい!
くまてつでした。