中国出張エキスパート くまてつです。
中国と日本をすでに40回近く行き来しました。
長いときでは6ヶ月、短いときは4日程度の出張を繰り返し、様々なトラブルに直面しました。
大抵のことはお金で解決できますが、お金ではどうにもならないのが体調不良など身体的なトラブルです。
わたしの場合、体力があるほうで、どんなに疲れてもシャワーを浴びて、眠れば大抵回復します。
また2万歩程度、荷物を抱えて歩いても問題ありません。
しかし、頭痛持ちですし、体力があるが故に、一度調子を崩すと反動なのか症状が重くなる傾向があります。
それで、今回は中国出張の際に持って行っておいて本当に良かった!と実感した薬を3つだけご紹介します。
頭痛・発熱系のトラブルならイブA錠で乗り越える
疲れやストレスがたまると発生する頭痛対策
運動不足のせいもあり、いつも肩からこめかみにかけて痛みや違和感を感じています。
これにストレスや疲労が蓄積すると頭が痛くなり集中力もなくなってしまいます。
普段はストレッチしたり、疲れたら休むことで対応しているのですが、短期決戦の出張時にはそうもいっていられません。
それで痛くなりそうと思った瞬間に飲むのが「イブA錠」です。
大切なのでもう一度言っておきましが、飲むタイミングは「痛くなったら」ではなくて、「痛くなりそうだ」と思ったらです。
痛くなってから飲んでも、30分から60分は効きませんし、効いても痛みが減る程度です。
しかし痛くなる前に飲むなら、かなりの確率で痛くならずにすみます。
これが正しい飲み方とは思いませんし、良いとも思いませんが、スケジュールがガチガチの状況では、リスクを減らすしかありませんのでそうしています。
中国人は基本体調が悪いことに対して柔軟に対応してくれます。
頭痛になりそうで薬を飲んでいることに気がついたある社長さんは、すぐに車を準備してホテルへ連れて行ってくれました。商談途中だったのですが、彼から2時間後に書類とサンプルを持ってくるので、それまでここで待っていただけますか?と言われ恐縮しました。
シャワーを浴びて1時間ほど寝るとかなり回復でき、迎えにきた車で会社に戻り引き続き仕事ができました。こういうおもてなしさらりとできる人になりたいものです。
虫に刺されるとなぜか強烈にかゆい!対策にはムヒ軟膏
ホテルでも油断大敵!夜になると現れる大量の蚊
広州東駅横の比較的高級ホテルに泊まったときのことです。
中国在住の友人も来てくれて、一緒に食事し、ホテルはツインルームでしたから彼も泊まっていくことになりました。
11時過ぎには休んだのですが、電気を消してベッドに入ると、すぐに違和感を感じました。
なぜか大量の蚊が現れ、大量の虫刺されに。
フロントに連絡すると、引き出しに蚊取り線香が入っているので、それを使えと指示されました。
電気式の蚊取り線香を設置すると、すぐに蚊はいなくなりましたが、すでに両足に噛み後があり、その後は強烈なかゆみで休むことができませんでした。
その後、ポケムヒという製品を見つけて使っていたのですが、経験からいうと軟膏タイプのものの方が効き目が強いと思います。
通常は虫刺されを気にすることはありませんが、夜の街を散策したり、オープンな場所でビールを飲んだりするといつの間にか虫に刺されていることがあるので、対策した方が良いと思います。
中国の蚊に免疫がないのか、刺されると日本の時よりもかゆみが強いように感じます。
お気をつけください。
正露丸は中国でもしっかり効いてくれる!
トイレ事情が悪い中国でお腹を下すと悲喜劇の主人公に
安くて美味しそうな物にあふれている中国。
しかし、美味しいからといって調子に乗っているとひどいことになります。
ローカルな店で生野菜を食べたりすると、お腹を壊します。
おそらく水が悪いのではと思いますが、わかりません。また食器も清潔ではないことがあり、慣れていないと簡単にお腹がゴロゴロになります。
わたしは緊張すると便秘気味になるので、外出時にトイレを探してさまようとということはあまりありません。
しかし食中毒のようになってしまうと、どうしようもなくトイレ難民となります。
中国のトイレは清潔とは言えず、トイレットペーパーもなかったりするので、危険です。
それでごろっときたら、すぐに正露丸を飲みます。
正露丸は匂いが強く、持ち運びに不便なので、糖衣錠を買うようにしています。糖衣錠なら匂いはそれほどきになりません。
さらに小分けになっており、持ち運びにも便利です。
中国の薬局でも売っていますが、薬局を探してさまよう余裕はありませんので、日本から持って行きましょう。
なお、ペーパーはホテルなど以外では無いのがデフォルトですので、持ち歩きましょう。
なお、トイレに行ってみると、ここで用を足すくらいなら、我慢した方がましと思えることもよくあります。
さすがに都市部でニーハオトイレに出くわしたことはありませんが、もし出会ったトイレがニーハオスタイルなら衝撃を受けて笑うしかないと思いますよ。
ニーハオトイレとは?
それは個室になっていないトイレのことです。
男性だと当たり前だと思うかもしれませんが、ここでいうのは小用のトイレのことでは無くて大用のトイレのことです。
友人の女性の方が言っていましたが、彼女が行った場所ではニーハオトイレが主流で、最初は恥ずかしくて1人で行くようにしていたようです。しかし現地の友人が増えると、一緒に行くことが多くなり、最後の方は用を足しながら会話していたとのよと笑っていました。
正直一緒に笑って良いのか悩みました。人はどんな環境にも慣れる生き物なのでしょうか?
持って行くと目立つので必要ないと思う物
マスクは目立ちます。
風邪の予防、また空気汚染対策でマスクを使いたいと思うかもしれません。しかし中国でマスクをするとは、自分が結構大変な病気にかかっているというアピールとなってしまいます。
マスクをしないといけないような状況で、どうしてバスや地下鉄にのるの?とう非難の目にさらされますのでご注意下さい。
しかし若い人を中心にかわいい!もしくはかっこいいという理由で黒いマスクをする人はいます。
だんだんと時代が変わっているのでしょうね。
大気汚染はかなり改善されています。
2019年現在、広東省で大気汚染はそれほど問題になっていません。
中国東北部、たとえばハルピンとか、さらに北京・天津・大連など10月以降はいくらか空気がわるい状況があると思いますが、実は対策不可能です。
受け入れるしかありませんので、受け入れましょう。
なるべく外出しないくらいしか方法がありません。
しかし2011年当時と比較すれば格段に空気は良くなっていますので、心配しすぎる必要はないです。心配する必要はありますが・・・
中国出張は短期決戦!ドーピングしてでも乗り切ろう
湯船につかってリフレッシュなどの方法が使えない中国出張、ご苦労も大きいと思います。
なれない料理や、衛生的ではない環境に疲れてしまうこともあり得ます。
それで、薬を上手に使って、乗り越えてしまいましょう。
お酒などは、ほどほどにしておくこともおすすめします。
くまてつでした。