
くまてつ@海外生活者です。
日本と中国と香港の間を行ったり来たりしていて、悩むのが両替です。
基本的には日本円で収入を得ていますが、時々ドルや人民元での収入を得ることもあります。
中国での支出は人民元で行えば良いのですが、複数の通貨の経済圏を行ったり来たりするので、両替からは自由になれません。
というわけで、両替屋さんにて両替するときのルールを簡単に説明します。
「バイ(Buy)」とは日本円を売って、目標通貨を購入するということ。
つまり「バイ」とは「両替屋さん」が「日本円」を買い取りますの意味です。
たとえば人民元のリストの「バイ」の部分に「600」とか「0.06」書いてある場合、それは1万円を600元で買い取りますという意味です。
「バイ(buy)」の欄の数字は、両替して現地通貨へと交換したい日本円の金額とかけ算して使います。
それで「バイ(buy)」の数字が大きいところで日本円から目標通貨に両替した方がお得というわけです。
「セル(sell)」とは現地通貨を買い取ってもらい、日本円を得ること。
つまり「セル」とは「両替屋さん」が「日本円」を売りますの意味です。
たとえば人民元のリストの「セル」の部分に「650」とか「0.065」と書いてある場合、1万円を650人民元で売りますという意味です。
具体的に言いますと、手元に3,000人民元がある場合は、46,153円の日本円と交換してもらえます。これは3,000÷0.065=46,153という式で求めました。
でも実際には46,000円と両替できなかった人民元という形で帰ってきます。
「手持ちの外貨の金額」に「セル(sell)」の欄の数字を「割り算」して、両替後の日本円の金額知ることができます。
もし特定の金額の日本円に外貨を両替するときに、いくら準備すれば良いのかを知りたいのであれば、「日本円」に「セル(sell)」の値をかけてください。
例えば、3万円分の日本円を手に入れたいのなら「3万円かけるSellの値」で必要な外貨の金額がわかります。
もしセルの欄に650と書いてあれば、650かける3で、1,950元必要となります。
また手元に2,000元の人民元があれば、30,769円の日本円と交換してもらえますが、実際には3万円と差額の769円分の人民元が戻されます。
つまり両替商に2,000元をわたしても、日本円の3万円(紙幣)と50元のおつりを受け取ることになるわけです。
いずれにしても、日本円に両替するときには「セル(sell)」の値が小さければ小さいほどお得に両替できます。
これだけは覚えて!「バイ」は大きいのがお得、「セル」は小さい方がお得!
ドル・ユーロはどこで両替してもだいたい同じ
主要通貨はどこで両替してもだいたい同じと言われていますが、香港のように両替商が密集している場所であれば、少し歩いてレートを確認した方が良さそうです。
数店舗みて歩くだけで、結果が異なる場合があります。
たとえば、バイ(buy)が「600、605、610、615」と四店舗あり、それぞれ5万円を人民元に両替したとすれば、「3,000人民元、3,025元、3,050元、3,075元」を受け取れます。
最低と最高の差額は75人民元ですが、これは日本で言えばしっかりとしたレストランでランチしてコーヒーを飲めるほどの金額です。
わたしの大好きな蘭州ラーメンであれば6杯は食べることができます。
逆もそうで、セル(sell)が「600、605、610、615」と四店舗あり、1,000人民元を日本円に両替しようとすれば、それぞれ「16,666円、16,528円、16,394円、16,269円」となり、最大と最小の差額は397円です。
この場合、実際には16,000円と差額の人民元を受け取ることになるので、違いはたいしたことはないといえます。とはいえ、397円分の人民元を持っていればコーヒーショップでおいしいコーヒーを飲めますし、中国や香港の空港であれば缶ビール2本ほどは買えますね。
ではよい旅を、そして出張を!
くまてつでした。