
くまてつ@中国です。
少し前に深セン蛇口埠頭(蛇口フェリー乗り場)が新しくなりました。
なかなか香港にも蛇口埠頭に行く機会がなかったのですが、来てみてびっくり。
今までの良く言えば味のある雰囲気だったフェリー乗り場が、最新の飛行場のような雰囲気になっていましたした。
写真を撮って来ましたのでご紹介しますね。
蛇口埠頭(蛇口フェリー乗り場)への移動方法
タクシーが便利です。

タクシーで蛇口埠頭というと、新しいフェリーターミナルの地下まで車を乗り入れてくれます。
雨が降っても安心と思いましたが、残念。
一度、エスカレーターでフェリー乗り場前の広場にでなければなりません。
中国の大抵の駅や空港、バスターミナルは手荷物検査があり、それを徹底するために一度正面玄関までまわる必要があります。
バスを使うなら328かK105を使いましょう。

以前は地下鉄2号線「蛇口港」駅から歩いてフェリー乗り場まで行くことができました。
でも、移設されたフェリー乗り場から地下鉄の駅までは結構遠くて歩けば30分はかかると思います。
というわけで地下鉄で蛇口港まできたのならば、そこでバスに乗り換えてください。
バス番号はK105か328となります。
ちょっと不便になってしまいましたね。
手荷物検査は係員の目視と検査機による確認のみ

入り口のところで荷物の確認があり、その後入場が許されます。
以前はX線検査機による荷物のスキャンもありましたが、今はないようです。
以前は、見送りや迎えに来た人のカバンの検査もありましたので、すこし手間が省けるようになりました。
チケット売り場は1階にあります。
クレジットカードは使えませんのでご注意ください。

香港国際空港行きのチケットを購入するには、エアチケットを見せる必要があります。
E-チケットで構いません。
それを見せると係員がふさわしい便を選んでくれます。
空港到着後にゆっくりしたいのであれば、ひとつ早い便に変更してもらうと良いですよ。
なお、ここにはATMはありませんし、チケットを購入するには現金が必要ですので人民元を準備して行きましょう。240人民元だったかな?
なお香港到着後120香港ドルが帰ってきたと思います。(香港空港使用税の還付)
出航一時間前に受付を済ませます。
香港国際空港への便は2階にて受付です。

自分の搭乗する航空会社が記載されている窓口に行きましょう。
ここでフェリーのチケット、エアチケット、そしてパスポートを提示します。
預入荷物がある場合、ここで預ければ到着地で受け取れます。
LCCであれば香港エクスプレス航空が対応しています。
ピーチなどは未対応です。
出航20分前には列に並び出国手続きに入ります。

ここで最後の荷物の検査があり、中国の出国手続きへと進みます。
フェリーを使うと直接香港国際空港の制限エリアに入りますので、香港への入国手続はありません。
フェリーは30分程度で香港国際空港へ到着します。
時間はほぼ定刻で、お値段は安くはありませんが予定を立てやすいというメリットを考えるとお得とも思えます。
簡単ですが食事も買い物もできますよ。
なぜか中国でも大人気「吉野家」

コンビニやケンタッキーもあります。

コンビニの写真を撮り忘れましたが、セブンイレブンとローカルなお店がありました。
ビールやお菓子などを購入することができます。
フェリーにビールを持ち込めるかどうかわかりませんが、ここで飲むのは問題ないです。
ケンタッキーの内装は他のお店と比べて大人っぽいなと感じました。
くまてつ的まとめ:フェリーを使えばお金で体力を買える。
コスト的には美味しくないが、体は楽。手続きもスムーズ。
深セン湾口岸から越境して香港に入り、そこからバスで元朗へ、さらに空港行きのバスに乗るという方法や、リムジンバスにて直接香港国際空港へ行くという方法もあります。
もし通常のバスを使うなら50香港ドル程度、リムジンバスなら120人民元程度の出費となります。
リムジンバスは快適で問題ありませんが、元朗経由香港国際空港への移動は楽ではありません。
これに対し、香港国際空港の制限区域へ直行できる蛇口フェリーは、空港でのチェックインの列に並ぶ面倒臭さを排除できますし、移動時間も非常に短く快適です。
まさに時間や体力を買うことができるって方法です。
移動前にタイトな予定であり疲れている、もしくは旅行そのもので消耗する体力を節約したいと思っておられるのであれば深セン蛇口フェリーを使って香港国際空港へ移動するという方法をおすすめします。
くまてつでした。