
くまてつ@中国です。
中国で銀行口座を開設する方法について質問を受けましたので、早速銀行に行って2016年現在の外国人が銀行口座を開設する方法を確認しました。
窓口に呼ばれてから、銀行口座を開設するまでの所要時間は15分程度です。
では、いつも通りより詳しい情報をご紹介しますね。
中国の銀行で口座を開設するのに必要なもの。
身元証明の書類:パスポート。
中国の方は「身分証」というクレジットカードサイズのカードを持っています。新幹線に乗るにも、バスのターミナルに入るにも、必要な身分証です。
もちろん日本人を含む外国人は中国の「身分証」を持っていませんから、かわりにパスポートを使います。
これが身分証明となるわけですね。
中国でSMSが使える携帯電話。
これが一番面倒くさいかもしれません。
自分の電話番号を書く必要がありますが、登録されるとメールが送られてきます。
そしてメールに記載されているコードを入力して登録完了です。
その後も携帯電話番号は必要ですので、中国のSIMを購入し維持する必要がありますね。
中国での連絡先住所。
これは思っているほど面倒ではありません。
おそらく、今自分が宿泊しているホテルでもかまいませんし、取引先の工場の住所を書いても大丈夫です。
日本国内の住所を書いたら・・・中国の住所を書いてねって言われると思います。
今から5年ほどまえに中国銀行の口座を開設しましたが、その際には中国の住所を求められて、知人の経営する会社の住所をお借りしました。
ちなみに銀行から書類が送られてくることは今まで一度もありません。
中国での銀行口座開設手順。
その1:営業時間中に銀行に行きましょう。
中にはいると制服を着た銀行員がいますので「口座を開設したい」と言えば大丈夫です。
英語も通じると思います。
I want to open a bank account? ってなるでしょうか?
中国語ですと、「我要开帐户」って感じですね。
心配ならメモ帳に書いておけば大丈夫です。
その2:申込書に必要事項を書きます。
必要事項とは・・・
- 氏名
- 電話番号
- 中国の住所
この3点です。
注意点としては、英語で名前を書くようにと言われますが、「姓+名」の順番に書かないといけません。
中国では姓+名の順番だそうです。
ですから「ヤマダ タロウ」さんなら、「YAMADA TARO」って書きます。
わたしはこれで書き直しとなりました。
その3:携帯電話にきたメール内のコードを入力する。
携帯にメールが届きますので、その中に書かれている4桁か5桁のコードを入力するように求められます。
カウンターにコードを入力するテンキーが置いてあります。
それにコードを入力した後、確認ボタンを押しましょう。
確認ボタンはたいてい緑色で「确认」って書いてあります。
その4:パスワードを決定する。
次に、手元のテンキーにパスワードを入力するように言われますので、6桁のパスワードを入力しましょう。
ここも6桁の数字を入力した後、確認ボタンを押します。
そして、もう一度入力するように言われますので、そうします。
これで終わりです。登録情報が書かれた用紙と銀行カードが渡されて終わりです。
中国の銀行では基本的にはカードでの管理。
通帳は頼めば出してくれますが・・・必要はないかも。
通帳単体で取引する方法もありますが、そうなるととっても混んでいる窓口にいつも並ぶ必要があります。
また銀行カードと併用するタイプの通帳もありますが、こちらも使い勝手は良くありません。
ここではWEBから取引履歴を確認するか、ATMにて取引情報を印刷することが一般のようです。
何も言わなければ通帳を準備すらしてくれませんのでご注意ください。
くまてつ的まとめ:中国にたびたび来るならそろえよう「スマホ」と「SIMカード」そして「銀行口座」
スマホでの支払いはアプリと銀行口座が必須。
単発の出張なら必要はないと思いますが、たびたび中国に来る予定があればスマホでの口座の管理はとっても楽です。
様々な優待を受けることができますし、各種支払いも手元の端末で完了します。
UBERなどのサービスもスマホと銀行口座があって初めて利用できます。
わたしはフリーランスで中国企業よりも仕事をうけていますが、最近ではスマホアプリでの支払いで良いか?って尋ねられることも多くなりました。
特に交通費の精算なども現金では面倒くさいらしく、アプリを通しての送金でって言われるようになりました。
そうなると、準備しておくほうが良いですし、中国人との会話も盛り上がります。
帰国する前に銀行に余った人民元を預け入れしておけば、結構美味しい。
日本と違って銀行の利率は結構高いです。
定期預金の利率は日本のバブル時代に匹敵するかもしれません。
最近、携帯で預金できるシステムがあるようで、1ヶ月で0.5%の利子が付くと言っていました。
1ヶ月複利ですからびっくりです。
また日本でも銀聯カードは使えます。
口座内の残高を限度に日本でも買い物することができます。
これもまた便利。人民元を自動的に両替して日本で買い物できるわけですから、いざというときには頼りになります。
これも日本で試しておいて、中国人に教えてあげると喜ばれますよ。
というわけでメリットいっぱいの中国での銀行開設。
試してみてくださいね。
そうそう、登録した携帯電話が使えなくなったらパスポートを持って銀行に行きましょう。
変更は簡単です。
くまてつでした。